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神谷宗幣氏「敬意をもって礼をいう」 共産党との政策協力めぐり、有本香氏は「社交辞令でもあり得ません」

神谷宗幣氏と有本香氏の新規肖像イラスト。政策協力めぐり意見の違いと、神谷氏の「敬意をもって礼をいう」、有本氏の「社交辞令でもあり得ません」。匿名シルエット付き吹き出しに確認済み反応「政策ごとで協力し合うことが出来ない政治家って」を一部抜粋。ユーザーIDなし。

参政党の神谷宗幣代表が11月7日午後1時58分、Xに「対立し、批判し合った相手」であっても、政策への協力を申し出た相手には「敬意をもって礼をいう」と投稿しました。背景には、消費税減税をめぐる共産党の賛同への感謝があります。一方、日本保守党の有本香氏は同日午前、「共産党に尊敬の念を持つ」という表現に異論を示していました。ネットでは政策ごとの協力を支持する声のほか、「悟空とフリーザの共闘」にたとえる反応も出ています。

神谷氏は「政策で協力する姿勢」を説明

  • 神谷氏は11月6日、主義主張が違っても、政策で協力する姿勢は尊敬に値するとXで説明しました。
  • 有本氏は7日午前、減税に右も左もないというところまでは理解できるとしつつ、「尊敬」の表現には線を引きました。
  • 神谷氏の7日午後の投稿は、相手に礼を述べる理由を説明する内容です。有本氏を名指しした投稿ではありません。

産経新聞の11月6日の報道によると、神谷氏は同日、参政党が参院に提出した消費税率引き下げ法案に、共産党が賛同する意向を示したことを歓迎しました。異なる主張を持つ党から、特定の政策への協力が示されたという文脈です。

神谷氏は6日午後5時44分のX投稿でも、見出しだけでなく記事や会見動画を確認してほしいとした上で、「政策で協力する、という姿勢は/尊敬に値するという話です」と説明しています。「/」は原文の改行です。

翌7日の投稿では、「こちらとしては敬意をもって礼をいう」と言葉を重ねました。その後には、道理を理解しない人への批判や、「民主主義など機能はしないと思います」という強い表現も続きます。感謝の理由を説明する一方、批判する側への不満もにじむ投稿でした。

今回確認した投稿は、個別の政策への協力について述べたものです。党の合流や、すべての政策で一致したという発表として読む内容ではありません。また、法案への賛同と、減税がすでに実施されたという話も別です。

有本氏は「理解できますが」と留保

有本氏の投稿は、7日午前10時31分でした。「減税して国民負担を下げることに関し右も左もない、というところまでは理解できますが」と書いた上で、共産党に尊敬の念を持つという考えは自党ではあり得ないとしています。

最後は「社交辞令でもあり得ません」。かなりはっきりした言い方です。ただ、前半に「理解できますが」があるので、この投稿を単に「減税での協力そのものを否定した」と紹介すると、本人が置いた留保が抜け落ちます。有本氏が強く拒んでいるのは、相手への評価に使われた「尊敬」という言葉です。

神谷氏は協力する行動を評価したと説明し、有本氏は共産党への尊敬という表現を受け入れない。近い話をしているようで、見ている場所が少し違います。神谷氏の午後の投稿が有本氏だけを指しているとまでは、本文からは分かりません。時刻が前後していることと、直接の応酬であることは分けておきたいところです。

ネットの反応

有本氏の異論に加え、神谷氏の7日の投稿に付いた公開の反応から3件を紹介します。政策ごとの協力を求める声と、意外な組み合わせを面白がる声がありました。掲載した反応は個人の受け止めで、世論の割合を示すものではありません。

有本香氏は「尊敬」という表現に異論

意外な共闘を漫画にたとえる反応

政策ごとに協力する意味を問う反応

礼を述べる姿勢を支持する反応

「悟空とフリーザの共闘」というたとえ

「悟空とフリーザの共闘みたいでおってなりましたw」という反応には、思わず目が止まりました。

深刻な党同士の対立の話に、急に漫画の組み合わせが出てくる。賛成か反対かを長く説明するより、「普段は対立する相手が同じ側に立つ驚き」が伝わってきます。どちらの党をどちらの役に見立てたのかまでは書かれていないので、そこをこちらで決める必要はありません。

政策協力に驚く人がいるのは、それまでの対立を知っているからでしょう。ただ、意外な組み合わせだからといって、二つの党が同じになったわけではありません。このたとえの面白さも、違いが残ったまま協力する場面を思い浮かべられるところにあるように感じます。

ひつじの夜さんは、「政策ごとで協力し合うことが出来ない政治家って/一体何のために存在しているのでしょう?」と問いかけていました。一部抜粋で、「/」は原文の改行です。

この反応は、相手の党を好きかどうかより、政策を前に進められるかに目を向けています。神谷氏の説明に近い受け止めです。協力する相手がいつもの味方とは限らない、という点には納得できます。ただ、今回の投稿を批判する人が皆、政策協力まで拒んでいるとは限りません。有本氏の前半の言葉も、そこは分けていました。

「礼を言う」と「尊敬する」の間にある温度差

ヒロトさんは、「政策ごとに筋を通し協力してくれる相手に対し礼を言うのは日本人の政治家としての義。その通りだと思います。」と書いています。一部抜粋です。

ここでは「礼を言う」という神谷氏の説明が、まっすぐ受け止められています。相手が歩み寄ってきたら、その行動には礼を返す。人間関係の感覚としても分かりやすい言い方です。

それに対して、有本氏が引っかかったのは「尊敬の念」でした。「協力に感謝する」なら個別の行動へのお礼として届いても、「尊敬する」になると、相手の党全体を高く評価したように聞こえる人もいそうです。神谷氏は対象を「協力する姿勢」だと説明していますが、短い見出しの中では、その対象が見えにくくなります。

少しもったいなく感じるのは、神谷氏が礼の理由を説明した後に、批判する側への強い言葉を重ねているところです。協力相手には敬意を払うという話が、別の相手を責める話へ移ってしまう。そこまで言うと、礼を述べたいという最初の説明が、かえって届きにくくなる気もします。

一方、有本氏も「社交辞令でも」と言い切ったことで、表現への違和感がはっきり伝わりました。政策では重なる余地があるのに、相手への言葉の選び方では大きく離れる。今回は、協力するかどうかだけでは片づかない、その温度差が目に残りました。

出典とメモ

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